選び方・ポイント
車いすの選び方
車いす選びのポイント
1.スムーズな移乗・移動・外出で身体機能を向上
寝たきりを予防するためにも、離床が大切です。ベッドから車いすに移乗し、トイレ、食卓、 居間への移動や散歩に出るなど、日常生活を広げていくことで身体機能向上はもとより、 精神的な自立度のアップにもつながります。
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車いすに移乗
移乗をスムーズにするには、アームの跳ね上げや着脱など機能付きのものが便利です。
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食卓やトイレ浴室へ移動
動線の幅、ドアの開閉方式、段差や家具などの障害をチェックします。
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居間に移動
楽な姿勢がとれ、安定感や利用時間などを考慮に入れて、座り心地を確かめます。
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外出
外出する前に、悪路、坂道、障害物、人込み、トイレなどを確かめることも大切です。
2.車いす各部の名称とサポート機能
フィッティングのポイント
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フィッティングの見方
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車いす各部サイズの見方
その他チェックすべきポイント
●ご利用の目的は?
- ・車いすでどこに行くか?
- ・車いすの使用場所は?屋内か、屋外か?
- ・使用時間はどの位か?短時間か、長時間か?
●介助者の状況は?
- ・車いすの操作能力は?
- ・介助できる時間はどのくらいあるか?
- ・介助者の体力は?
●住まい環境は?
- ・行動範囲は?
- ・通路の幅は十分あるか?
- ・床の段差はどのくらいか?
- ・部屋の広さはどれくらいあるか?
ラインナップ
お身体の状況や使用目的に合わせて選べます
車いすは、大別すると手動式と電動式とに分かれます。手動式には、自走用と介助用とがあります。 自走用は利用者本人が腕の力などを利用して走行し、介助用は後方から操作しながら走行します。
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自走用車いす
後輪が大きめの車いす。ご利用者が自分で操作するタイプです。
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介助用車いす
後輪が小さい車いす。介助する方が車いすを操作するタイプです。
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座位変換型車いす
(ティルト・リクライニング型車いす)背を好みの角度に倒せるタイプ(リクライニング)と、座面と背の角度を変えずに倒せるタイプ(ティルト)があります。
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モジュール型車いす
自走用/介助用各々の部材を組み合わせて作るため、座幅や座面の高さ、肘掛けの高さなどをご利用者に合わせて変更・調整できます。
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レバー操作型電動車いす
操作レバー(ジョイスティック)を使って、少ない力で運転できます。
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介助用標準形電動車いす
介助する方が電動車いすの運転操作を行うタイプです。
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ハンドル形電動車いす
ハンドル操作で運転し、時速6㎞以下で歩道を走ることができる上、運転免許は不要です。
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自走用車いす
- ・自走用
- ・介助用
- ・座位変換型
- ・モジュール型
電動車いす
- ・レバー操作型
- ・介助型
- ・ハンドル操作型
目的に合わせて選ぶ
●車いすの動かし方で選ぶ
●座ったときの姿勢で選ぶ
●ベッドへの移動方法で選ぶ
体格・症状に合わせた調整が簡単な新モジュール車いす。姿勢が安定する「立体スリングシート」を採用。